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婦人科 · 骨盤内の感染症

ソウル江南の骨盤内炎症性疾患(PID)外来:症状と治療

骨盤内炎症性疾患(PID)は子宮、卵管、卵巣の感染症で、多くはクラミジアや淋菌などの細菌が子宮頸部から上へ広がって起こります。早めに抗菌薬(抗生物質)で治療すれば、不妊、子宮外妊娠、長引く骨盤痛のリスクを下げられます。ソウル江南(カンナム)のオマージュクリニックでは、女性の産婦人科専門医であるパク・ユナ院長がPIDを診断し、その日のうちに治療を始めます。

パク・ユナ院長
医学監修 · パク・ユナ院長(産婦人科専門医)
最終確認 2026年10月
ソウル江南の女性医療・皮膚科クリニック、オマージュクリニック

骨盤内炎症性疾患(PID)の要点

  • どんな病気か:上部生殖器の感染症。子宮、卵管、ときに卵巣まで及びます
  • 主な原因:クラミジアと淋菌のほか、細菌性腟症で見られる菌など腟内のその他の細菌
  • 主な症状:下腹部痛、性交時の痛み、異常なおりものや出血、ときに発熱
  • 診断方法:圧痛を確認する内診、性感染症検査、妊娠検査、婦人科エコー
  • 治療:抗菌薬を通常14日間、すぐに開始。パートナーも検査と治療を
  • 経過観察:約3日以内に再診、約3か月後に性感染症の再検査
  • 監修:パク・ユナ院長(産婦人科専門医)

次のような場合は早めにご予約ください

  • 新たに下腹部や骨盤の痛みが出てきた(特に異常なおりものを伴う場合)
  • 性交時に奥のほうが痛む
  • 性交後や生理以外の時期に出血がある
  • パートナーがクラミジアや淋菌感染症と診断された
  • 子宮内避妊具(IUD)の挿入や婦人科の処置から数週間以内に骨盤の痛みが出た

次のような場合はすぐに救急外来を受診してください

  • 激しい腹痛、高熱、嘔吐がある、または気が遠くなる
  • 妊娠検査が陽性で、腹痛や出血がある(子宮外妊娠の可能性があります)
  • 抗菌薬を飲んでいるのに痛みが悪化している

骨盤内炎症性疾患の原因は?

PIDは、細菌が腟と子宮頸部から子宮、卵管、卵巣へと上がっていくことで起こります。最も多い原因は性感染症、主にクラミジアや淋菌ですが、細菌性腟症で見られる菌を含む、さまざまな細菌が混在しているケースも多くあります。マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)も、比較的まれな原因の一つです。

25歳未満、新しいパートナーや複数のパートナーがいる、以前にPIDや性感染症にかかったことがある、コンドームを使っていない、といった場合はリスクが高くなります。また、子宮内避妊具の挿入、流産、人工妊娠中絶、そのほか子宮頸部を通る処置の後、数週間以内に起こることもあります。クラミジアは広がるまで症状がないことが多いため、定期的な性感染症検査(英語)は最も効果的な予防法の一つです。

骨盤内炎症性疾患の症状は?

最も多い症状は下腹部や骨盤の痛みで、両側が痛むことがよくあります。症状が軽い方や、ほとんど症状がない方もいるため、PIDは見逃されやすい病気です。次のような症状に注意してください。

  • 下腹部や骨盤の痛み、または鈍い痛み
  • 性交時の骨盤の奥の痛み
  • いつもと違うおりもの(黄色や緑色のこともあります)
  • 性交後の出血、生理以外の出血、または経血量の増加
  • 排尿時の痛み
  • 重い場合は発熱、悪寒、吐き気、嘔吐
  • 肝臓のまわりの炎症による右上腹部の痛み

骨盤の痛みには、卵巣嚢腫や子宮内膜症から虫垂炎、子宮外妊娠まで、さまざまな原因があります。それらをどのように見分けるかは、骨盤痛のページで説明しています。

骨盤内炎症性疾患はどのように診断しますか?

PIDを一つで確定できる検査はありません。医師は症状と内診から診断し、PIDの可能性が高ければすぐに治療を始めます。結果を待つ間に、後に残るダメージのリスクが高まるためです。

  1. 問診:パク院長が、痛み、おりもの、出血、性の健康、避妊方法、最近受けた処置について伺います。
  2. 内診:子宮頸部を動かしたときの痛みや、子宮・卵巣の圧痛があれば、PIDが強く疑われます。
  3. 検査:クラミジア、淋菌などの感染を調べる綿棒検査、おりものの顕微鏡検査、子宮外妊娠を除外するための妊娠検査を行います。
  4. 画像検査:婦人科エコー検査で、卵管卵巣膿瘍(膿のたまり)やほかの痛みの原因がないかを確認します。

綿棒検査の結果が陰性でも、PIDを否定することはできません。クラミジアや淋菌以外の細菌が関わっているケースが多いためです。

骨盤内炎症性疾患の治療:抗菌薬とパートナーの治療

PIDは、クラミジア、淋菌、その他の細菌をカバーする抗菌薬の組み合わせで、通常14日間治療します。軽症から中等症のPIDのほとんどは外来で治療でき、注射のあとに飲み薬を続ける方法がよく用いられます。約3日以内に楽になるのが一般的で、良くならない場合は再受診が必要です。

  • 処方された薬は最後まで飲み切りましょう。痛みが早く治まっても同じです。
  • 性交渉は控えてください。ご本人とパートナーの両方が治療を終え、症状がなくなるまでです。
  • パートナーの治療:再感染を防ぐため、過去60日以内に性交渉のあった方は、症状がなくても検査と治療を受ける必要があります。
  • 再検査:再感染はよくあるため、約3か月後に性感染症の再検査をお勧めします。

子宮内避妊具(IUD)を使用中の方は、通常そのまま治療できますが、改善しない場合は抜去することがあります。重症の場合、卵管卵巣膿瘍がある場合、妊娠中の場合、飲み薬を吐いてしまい服用できない場合は入院が必要です。その際は速やかに病院へご紹介します。

骨盤内炎症性疾患は妊娠に影響しますか?

はい。PIDは卵管に癒着や瘢痕を残し、卵子が子宮へ届く道をふさいでしまうことがあります。PIDをくり返すほど、また治療が遅れるほどリスクは高まります。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、PIDの既往がある女性の約8人に1人が妊娠しにくさを経験し、感染をくり返すとリスクはさらに高くなります。

瘢痕は、受精卵が子宮の外(多くは卵管)に着床する子宮外妊娠のリスクも高めます。長引く骨盤痛が残る方もいます。早めに抗菌薬を始めること、パートナーを治療すること、再感染を防ぐことで、これらのリスクを下げられます。PIDにかかったことがあり、将来妊娠を考えている方は、早めに医師にお伝えください。妊娠初期のエコーで、子宮内に妊娠していることを確認できます。

治療で起こりうる副作用

PIDの抗菌薬は一般的に安全ですが、副作用はよく見られます。ドキシサイクリンは吐き気、胸やけ、日光過敏を起こすことがあるため、水と食事と一緒に服用し、服用後30分は横にならず、日焼け対策をしてください。メトロニダゾールは吐き気や口の中の金属のような味を起こすことがあり、服用中は飲酒を避ける必要があります。注射では注射部位の痛みが出ることがあります。抗菌薬のあとにカンジダ腟炎になる方もいますが、簡単に治療できます。

アレルギー、特にペニシリン系やセフェム系(セファロスポリン系)の抗菌薬へのアレルギーの有無と、妊娠の可能性があるかどうかを必ずお知らせください。妊娠中は避ける抗菌薬があります。痛みが悪化した、高熱や嘔吐が出た、3日以内に良くならない、といった場合は、クリニックにご連絡いただくか救急外来を受診してください。

オマージュクリニックの骨盤内炎症性疾患診療

オマージュクリニックは、新論峴(シンノニョン)駅から歩いてすぐの江南にある女性クリニックで、予約なしでも受診可能です(ご予約いただくと待ち時間が短くなります)。新たな骨盤の痛みがある場合はお電話ください。できるだけ早い時間をお探しします。女性の産婦人科専門医であるパク・ユナ院長がプライバシーに配慮して診察し、同じ受診で婦人科エコーと性感染症の綿棒検査を行い、PIDの可能性が高ければすぐに治療を始めます。病院での治療が必要な場合は、その理由をご説明し、紹介を手配します。そのほかの婦人科診療もご覧ください。

韓国の国民健康保険に加入している方は、診察、検査、医学的に必要なエコー、抗菌薬は通常一部保険が適用されます。保険のない方はクリニックの費用を直接お支払いいただきます。検査の前に費用をご説明します。

受診の流れ

  1. 速やかな問診:パク院長が、痛み、おりもの、出血、パートナー、避妊方法、最近の処置について伺い、妊娠の有無を確認します。
  2. 診察とエコー:やさしく内診して圧痛を確認し、性感染症の綿棒検査とエコーで膿瘍やほかの原因がないかを調べます。
  3. 当日の治療:PIDの可能性が高ければ、すぐに抗菌薬を始めます。重症の場合は病院への紹介を手配します。
  4. 経過観察:約3日以内に再診し、パートナーの治療についてご案内し、約3か月後に性感染症の再検査を行います。

担当医

パク・ユナ院長(産婦人科専門医)・代表院長

パク・ユナ院長は、PIDが疑われたら綿棒検査の結果を待たずにその日のうちに治療を始めます。早期の抗菌薬が卵管を守るからです。また、再感染がPID再発のよくある原因であるため、パートナーの治療と再検査の計画まで確実に立てます。

韓国の産婦人科専門医であり、オマージュクリニックの代表院長です。検診や感染症からホルモン、避妊、妊娠に向けた検査まで、当院の女性医療を統括しています。

パク・ユナ院長のプロフィールを見る →

関連する女性医療

  • 性感染症検査(英語):PIDにつながるクラミジア、淋菌などの感染症を秘密厳守で検査
  • 骨盤痛の治療:突然の、または長引く骨盤の痛みの原因、検査、急ぐべきサイン
  • 婦人科エコー検査:子宮、卵管、卵巣を確認し、膿瘍やほかの原因を調べる画像検査
  • 腟の感染症(英語):細菌性腟症、カンジダ、トリコモナスの見分け方と、おりものの検査が必要なとき
  • 子宮内避妊具(IUD):感染リスクを下げるため挿入前に性感染症検査を行う、ホルモン付加型と銅付加型のIUD
  • 排卵検査:骨盤内の感染症の後を含め、妊娠を考えている女性のための妊よう性チェック

骨盤内炎症性疾患についてよくあるご質問

骨盤内炎症性疾患は救急の病気ですか?

PIDはできれば当日中の、早めの受診が必要です。治療が遅れるほど不妊や子宮外妊娠のリスクが高まるためです。激しい痛み、高熱、嘔吐がある、気が遠くなる、妊娠検査が陽性で痛みがある、といった場合は救急です。その場合はクリニックの予約を待たずに、病院の救急外来を受診してください。

骨盤内炎症性疾患は自然に治りますか?

PIDが自然に治るのを待つべきではありません。症状が軽くても、感染が卵管に瘢痕を残し、不妊、子宮外妊娠、長引く骨盤痛の原因になることがあります。早めに抗菌薬を始めれば、ほとんどの方で感染が治り、これらのリスクも下がります。

自分がPIDの場合、パートナーも治療が必要ですか?

はい。クラミジアや淋菌は男性では症状が出ないことが多いため、過去60日以内に性交渉のあった方は、症状がなくても検査と治療を受ける必要があります。お二人とも治療を終えるまでは性交渉を控えないと、再感染するおそれがあります。パートナーの方は、ご自身のかかりつけ医で性感染症検査(英語)を受けることができます。

骨盤内炎症性疾患の後でも妊娠できますか?

PIDに一度かかり、早めに治療を受けた場合は、ほとんどの方が妊娠できます。卵管性不妊や子宮外妊娠のリスクは、かかった回数が増えるほど、また治療が遅れるほど高まります。PIDにかかったことがあり妊娠を希望している方は、妊娠初期に早めに受診し、エコーで子宮内の妊娠であることを確認しましょう。

子宮内避妊具(IUD)でPIDになることはありますか?

PIDのリスクがわずかに高くなるのはIUD挿入後の最初の3週間だけで、主にすでに性感染症がある場合です。それ以降は、IUDによってリスクが大きく上がることはありません。挿入前または挿入時にクラミジアと淋菌の検査をしておくと安心です。詳しくは子宮内避妊具(IUD)のページをご覧ください。

外国人でもソウルで骨盤内炎症性疾患の治療を受けられますか?

はい。海外からの患者さんも、韓国在住の外国人の方も、江南のオマージュクリニックで受診できます。パスポートまたは外国人登録証と、服用中のお薬やアレルギーのリストをお持ちください。旅行中の方は予定をお知らせいただければ、経過観察を調整します。言語サポートが必要な方はご来院前にご連絡ください。症状が重い場合は、直接救急外来を受診してください。

ソウル江南・新論峴駅

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月・金 10:00–20:00/火〜木 10:00–19:00/土 10:00–15:00(日・祝休診)

激しい腹痛、大量の出血、失神(特に妊娠の可能性がある場合)は救急です。119に電話するか、最寄りの救急外来を受診してください。